日頃は、当協会の事業活動並びに運営に対し格別のご理解とご協力をいただき、厚く感謝申し上げます。
近年、大型台風の襲来や局地的な集中豪雨、地震の発生等大きな災害が日本各地で発生しております。これら自然災害に対し、地域の特性を知り尽くす当協会会員企業は、地域防災への貢献並びに災害時の迅速な復旧に対する備えを常にしております。
また、少子・高齢化社会の到来に伴う労働人口の減少が見込まれる中、建設企業にとって生産性向上が喫緊の課題であることから、3次元データを活用したICT(情報通信技術)施工という新たな流れが建設工事に積極的に取り入れられてきており、我々会員企業も常に最新の技術を積極的に研鑽習得しているところであります。
今後、人口減少と共に生産年齢の人口が少なくなる中、これまで長年にわたる建設投資の大幅な減少と受注競争の激化等に直面した建設業界では、離職者の増加、若手入職者の減少と言った構造的な問題が生じてきたところであり、今後の建設産業を支える「担い手の確保・育成」が、今まさに喫緊の課題となっております。
国では、建設産業を「人材投資成長産業」として、これまで以上に「人」を重視した施策を展開するとともに、国を挙げて「働き方改革」への取組みも加速化していることから、我々建設業界としても、国土保全やインフラ整備で国土の発展を支える人材・担い手の確保及び育成に力を入れるとともに、現場環境の改善、建設従事者の処遇改善に努めてまいります。
今後とも、建設業が担う役割が地域社会から理解され、地域の守り手として業界発展に努めてまいります。引き続き、皆様方のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
一般社団法人 福井県建設業協会
会 長 山 本 厚
会 長 山 本 厚